NO-PCI

一体いつの話をしているんだとツッコまれそうなネタですが、2017年9月の話です。
以前購入して取ってあった、とかではなく、2017年8月末に未使用だけど中古扱いみたいなどっかのデッドストックっぽいものを購入、即改造wしました。

"ノイズ低減"を謳うNO-PCIですが、副次的な効果でサウンドボードにいい影響が出てくれればまぁラッキーなのですが、今回の導入の主目的はそこではなく、OC時の電力負荷変動に対する電源電圧の安定度向上です。

で、素直なLTD化をするには有機半導体タイプのOS-CONなんてちょうどいい容量耐圧のものがそうそう入手できる状況でもないので、もう少し今風の(?)OS-CONにゴッソリ載せ換えました。
PCIスロットに供給される電源の内、-12V/+12VにはSEPFの16V 1000uF、5VとIOPWR(これも結局は5V)にはSEPCの16V 470uF、3.3VにはSEPCの6.3V 1500uFです。
12Vの1000uF2発と5Vの470uF3発はパラ積みで元々低いESRを更に下げる効果も期待できます。OS-CONじゃなくてニッケミPSCとかにしても良かったんですが、千石のニッケミより秋月のOS-CONの方が値段が安かったので。。。
またLTDでは積セラ?が載っている箇所にはマルツで売っているケース型プラスチックフィルムコンデンサ100V 1uFを搭載。店頭在庫でロットが混在していたようで、印字もケース形状も違うのが2種類ですがまぁ中身は大差ないでしょう。
LTDと同じ積セラにしなかったのは、特性に優れる高分子固体電解コンデンサと積セラをパラで積んだ場合、反共振して(PC的には)肝心の数MHzあたりで逆にESRが悪化する場合があるようなのですが、この周波数特性の検証を事前にやる能力がなかった(爆)ため。隣にSE-200PCI LTDもいますし、ちょっとだけオーディオ的に欲を出したのもありますが。
LTDでも空きパターンのままになっている"C1"ですが、ブラケット経由でケース(≒GND)に接続されているボードのベタパターン部と、マザボのGNDに接続されているコンデンサGNDパターンの間にコンデンサを追加しようと思えばできる様になっています。が、ここは下手に接続するとGNDがループして余計なノイズを引き込む可能性があるので、オシロを使い慣れていてちゃんと検証ができる人以外は空きパターンのままにしておくのが無難かと思います。

ATX電源ユニットから離れた場所にある程度容量のある低ESRコンデンサを積むことで、電力負荷が変動した瞬間の電圧の落ち込みをある程度抑制できるんじゃないかという素人考えなのですが、どこまで効果があるのかは未知数。
BOINCの解析タスクやらゲームやらブラウザやらを立ち上げた瞬間の「ディスプレイドライバの応答停止と回復」が撲滅できれば成功ってことで・・・
Elfidelity?いえ、知らない子ですね。