続・苦労と試行

ただでさえ苦労と試行を強いられる事の多い玄人志向ブランドのサウンドカード、CMI8787-HG2PCIを買ってみたのは前回の記事に書いた通り。
で、わざわざ普通はしなくても良い余分な苦労と試行まで行ってみましたwww

具体的には、オペアンプ&ケミコンを換装。
結果はこんな感じ。

オペアンプは標準搭載品のNJM4580(基板のプリントではNJM4580Vとなっていますが、実際に載っているのはEMP8パッケージのNJM4580Eのような気がする)から、J-FET入力の"ハイエンドオーディオ用"オペアンプMUSES8920に。(ハンダ付けが超汚いのには目をつぶってくださぃ(>_<;)
ケミコンは、標準で低ESRコンが載っているC33&C1にはニチコンの固体高分子コンのLG、それぞれ470uF->820uF、220uF->470uFの耐圧16V(変更なし)品を。それ以外の標準で日ケミKYが載っている箇所には総UTSJ仕様に。
標準搭載の日ケミKYは耐圧50V品が使用されていますが、これは使用されている容量が標準品としてカタログ掲載されているのが耐圧50Vのみである点から、調達コストを理由とした選択である事は明らかであり、また前回の記事にも記載した通り電圧はかかっても12Vの為耐圧は16Vもあれば十分、と判断し耐圧16V品に載せ替えています。オペアンプ用電源のC25&C28のみ容量を10uF->22uFに拡大し、他の箇所については容量は変更なし。

それと、ノイズシールドは撤去しています。
コスト的な理由でしょうが、シールドが鉄でできており、オーディオ的には必ずしもプラスでは無さそうな気がしたので・・・表面に保護用のフィルムが貼り付けられているものの曲げの部分が破れ外観上美しくない&フィルムの破れた部分が錆び始めているのも気になり・・・
撤去前と比較試聴したわけではないのでなんとも言えないのですが、撤去しても聴感上の気になるノイズなども特に無いですし、おそらくこのままにすると思いますが、もしかしたらそのうち気が向いた時にホームセンターで銅板を買ってきてシールド自作するかもしれません。。。

音は、とりあえずノーマルのCMI8787-HG2PCIと比較して、より低音が締まった解像度の高い音になったような気がします。電源系ばかりで信号系にケミコンがほとんどいないせいか、思ったほど高音キラキラ(UTSJ癖全開をちょっとだけ危惧していたのですが・・・)にはなりませんでした。どっちも未エージング状態でぱっと聴いた第一印象なのであまり参考にはならないかもですが。。。
まだ動作確認に音出ししただけなので、しばらくエージングしてみます。といっても実家のリビングルームのPCなのでそんな頻繁に音出さないんだよなぁw