HPAその後

最近音ネタばっかですが、仕様です(ぉ
一巡して飽きたらパッタリ止まりそうな気もしますがwww

で、八潮の秋月になんとなく行ったついでに、オペアンプを買ってきますた。
ソケットで簡単交換なオペアンプ、手を出すと使いもしないオペアンプコレクションが無駄に増えるのが目に見えていたので、ここだけは手を出さないでおこうと自制していたのですが、結局無理でした(爆
買ってきたのはNational SemiconductorのLME49860NA。LHPAのキット標準品LME49720NAと同じメーカーですが、"高耐圧品"です。
±6V駆動(LHPAの仕様上、トランジスタか回路定数を変更しないとこれ以上の電圧は掛けられない。一般論として、オペアンプの駆動電圧としては低め)で高耐圧なんてオペアンプ、まともに動かなかったらどうしよう(笑)な感じだったのですが、あっさり動きました。まぁ49720(電圧レンジ±2.5〜17V)を49860(電圧レンジ±2.5〜22V)に載せ替えてるので、まぁ動くのは当然動きますよね。
"まともに"というのは主に音質面を気にしていたりもするのですが、自分の趣味嗜好に基づく評価としては期待以上に良好な結果が得られました。以下エージング概ね100時間付近での印象。

オリジナルの49720も目立つ癖はなくクリアなバランスの取れた音で特別不満があったわけではないのですが、一部のPOPS等マスタリングの微妙な音源では低域のピークが目立つ印象も。。。に対し49860では中低域の厚みがわずかに増えたことと高域の伸びが一段良くなった様で、バランス・解像度共に一段向上した感じです。
SILMICの艶というか響きにも合うように個人的には感じます。やや癖のあるコンデンサに対してオペアンプが癖の上塗りをしていない為、しつこくなりすぎておらずうまくキャラクターが共存できているかな、と。
ATH-A55の蒲鉾特性の裾野を綺麗に広げたような状態なのでしょうか。ピーク感(というか低音の厚み感?)を伴うキャッチーな音ではなくなったので人によっては地味で特徴のない音になったと感じるかもしれませんが、自分はこの絶妙なまとまり感、好きです。

//というかLME49720、実は意外と低音をしっかり出すタイプだったのね・・・"円やか"とか"優等生"みたいな書き方をされていることが多いような印象があったのでてっきりフラットなピークのない音を出すタイプかと思っていたら。。。