HPF

以前より使っている安物HP、ATH-A55。
新しく組んだLHPA-DIA_BUFFER-KITで鳴らすと、、、思ったより低音が出る。。。
以前から使っていたONKYOのプリメインアンプ A-924のフォーンジャックの音と比べても、ぱっと聴いた印象はあまり大差なし。。。かと思うとなんか違和感???
というか、A-924の音は結構好きなのでこれを基準としてみると、、、解像度はちょっと良くなっているような、、、やっぱり低音は明らかに増えてる。。。

出力のカップリングコンデンサにはニチコンKWを載せているのは前の記事にも書いたとおり。
ネット上を彷徨い集めてみたコンデンサの音の傾向をまとめると、ニチコンKWは
・特徴のあまりない無難な音(バランスはとれている)
・透明感があり高音の伸びは良いがやや低音が弱い(おそらくMUSE KZやFine Goldとの比較?)
という意見が多いようで、逆に低音が出てくるのはやや想定外。しかもエージングが進むようで鳴らせば鳴らすほど低音が増える気がするw

さてなんでこうなったのか考えてみたのですが、どうもATH-A55のインピーダンスが60ohmとやや高めのため、出力カップリングコンデンサの容量で特性の決まるハイパスフィルタを通過する低音成分が多いのではないかと推測。検証のためカットオフの周波数を計算してみました。

カップリングコンデンサ容量1000uF 2.6Hz
カップリングコンデンサ容量470uF 5.6Hz <-今ココ
カップリングコンデンサ容量330uF 8.0Hz
カップリングコンデンサ容量220uF 12.1Hz
カップリングコンデンサ容量150uF 17.7Hz
カップリングコンデンサ容量100uF 26.5Hz

一般にヒトの耳に聞こえる音は20Hz〜とか言われているので、それと比べてもガッツリ低周波を通しているようです。
まぁATH-A55のカタログスペック上の再生周波数帯域が5Hz〜なので合っているといえば合っていますが・・・元々のカマボコ型の特性が低域側に広がり、厚みというかパワー感を上げたような感じ?
コレはこれで有りと思える範囲なのですが、B'zとか元々の録音が低音強調気味の音源だとやや出すぎな感も、、、個人的な好みとしてはもうちょっとだけ締りのある低音の方がいいかなぁ〜と。。。

それともう一つ、出力のカップリングコンデンサ、容量的な問題もあるのでしょうが、極性有りのケミコンを使っていますが、ここDCバイアスほとんどかからない->交流信号が流れる中で逆電圧結構かかってるはずなんですがどうなんでしょう??と言うか、そもそもバイポーラコンデンサでもケミコンは交流には使えません的なことが書いて有ったような無かったような。。。
でかいコンデンサをいかにも後付しました的な感じで斜めとか横倒しとかで載せるのもなんか気に入らないし、OS-CONは漏れ電流が多くてカップリングには使えないらしいし。。。
気分的には少し容量の小さいコンデンサに載せ替えてみたいところですが、さて種類が多すぎて何に載せ替えようか迷っちゃうw
同じKWか東信UTSJの330uFにするか、バイポーラにしてMUSE ESの220uFor100uFにするか、はたまたMUSE KZとかSILMICとかの100uFにするか、あえてのOS-CON 150uFという選択肢も、、、ぁーOS-CONなら容量はそのまま470uFってもの有りかな・・・まぁさんざん悩んで楽しんで、結局載せ替えない説が有力なんですがwww