3年ぶりの駄文 悪あがきその1

死んでいました。というか今も死んでいます。。。ゾンビの書き流す駄文なので色々見苦しいかもしれませんが悪しからず。はてな記法とか完全に忘れてるし・・・

まぁそれは置いておき、Ryzen7が8コア16スレッドだとか、Coffee Lakeが6コア12スレッドだとか、メインストリームPCにもマルチコア化のブームが到来しているような到来していないような今日この頃。定格動作でシングルスレッド性能が今(Core2Duo@4GHz駆動)の倍出てそこそこOCして遊べそうなCPUが出るか、現実問題どこか壊れて支障が出るまではCPU(&マザボ&メモリ)は買い換えずに粘るつもりだったのですが、我慢できなくなりつい新たなCPUを買ってしまいました。

ヤフオクで中古2000円即決ナリw

当然マザボもメモリも現状維持です。自分の中でP45マザーはまともなPCIスロットを積んでいる最後の世代のマザー*1なので、マザボ更新=SE-200PCI LTD改も更新せざるを得ない=できれば考えたくなぃ(思考停止
うまいこと行けば、最小限のパーツ変更でシングルスレッド性能を現状維持しつつ2コアが4コアになり、もう数年(あわよくばWin8.1のサポート期限切れ*2までw)の延命が図れる、かもしれない。あくまで、うまいこと行けば、ですが。

購入価格を見て既にわかった方もいるかもしれませんが、、、(そもそも今更気まぐれで更新したところでこんな辺境(?)の長期放置blogをわざわざ読みに来る方が果たしているのかはさておき、、、)素直にCore2Quadではありません。

*1:P55まではチップセットPCIバスがネイティブサポートされておりブリッジチップ無しですが、P55はUSB周りにエラッタを抱えており・・・まぁE0ステッピングCore2のOC耐性に惹かれたのがこの構成を選択した最大の理由ではあるので、P55のエラッタを敬遠しただけではないのですが・・・

*2:Windows10の無償アップグレード権は確保していて、何度かWin10への移行可能性を検証してはいるのですが、SE-200PCI LTD改を使用している都合上デバイスドライバ周りでどうしても完全にノートラブルとは行かず、半年ごとの大型アップデートで余計なトラブルを抱え対処が必要になるリスクを考慮すると現状では移行できないでいるもので。

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出力カップリングコンデンサ換装x2(続・SE-200PCI LTD改造&続々々・HPF)

2コ前の記事で、長いことノーマルで使っていたONKYOサウンドボード、SE-200PCI LTDのオペアンプ換装に関しては書きましたが、今回さらに、オペアンプに続き2chアナログ出力系統のカップリングコンデンサを載せ替えました。

ぐーぐる先生に先人の知恵に関して伺うと、出力先がそれなりにまともなアンプで十分なインピーダンスがある場合、標準では47μFのUTSJが載っているカップリングを1μFあたりまで容量を落としてもイケちゃうらしい。(まぁ1μFまで落とすとそれなりに低周波領域の信号に減衰が有るらしいですが、聴感上大きな問題になるレベルでは無いらしい)
で、イケちゃうなら、せっかくオペアンプ換装で音、特に高音の質が改善したことだし、ケミコンじゃぁなくてフィルムコン的なものに載せ替えたい。でもちょっと前にフォノイコでやったようなおバカ実装をやってせっかくのノイズシールドが閉じられなくなる事態は避けたい。そもそも隣接スロットに2スロット占有型のグラボの冷却ファンがいたりして寸法的に純正以上の余裕はないし、個人的な考え方としてPC用サウンドボードである以上チップ以外の裏面実装はアリエナイ。
ということで、容量に対して比較的サイズが小さめなメタライズドポリエステルフィルムコンデンサの中から、今回はアキバの若松でポリプロピレンフィルムコンデンサとして売られていた(店頭で確認したらやっぱりホームページの記載ミスでした。まぁ若松だしw)、ニッセイMMTの2.2μFをチョイス。
WIMA MKSシリーズでも良かったんですが、低音に癖が有るような評価を目にしますし、ロットにより音どころか内部構造まで変わっている?みたいな微妙な情報もあり、、、対してMMTは概ね"悪くない"という微妙だけど無難そうな評価が目立ったので。Panasonic ECQVにしなかったのは寸法的なマージンを少しでも取っておきたかったのと、この容量で高音に歪み感が有るとのレビュー記事を見かけたこと、そしてカップリングぐらいは周りと違う色のコンデンサにしたかった(アホ)ためです。
この容量を選択したのは単に若松で特売されていた(税込み189円、より容量の小さい1.5μFだと200円とか。さすがに1μF付近まで落とす勇気はなかったw)のと、ケースサイズ(MMT最大容量の3.3μFだと横倒し実装しないとノイズシールド内に収まらず、ソケット化したオペアンプやその他周辺のコンデンサと干渉する可能性が高そうな気がした)による物です(ぇ
結果、まぁどっちにしろシールド閉じると見えなくなるんですが、いかにも純正でこの状態です、みたいな無理をしていない実装で収まり、一人自己満足です。


 追記
一応SE-200 -> LHPA間のHPFのカットオフ周波数計算して検証してみました。
LHPAの入力インピーダンスは組み立て説明書の記載によると"標準仕様で30kohm"。これオペアンプ載せ替えちゃうと数値変わっちゃう気がするのですが、各オペアンプごとの数値を全部計算するのはあまりに面倒(と言うか多分無意味)なので入力側インピーダンスは30kohmとして計算。その結果
カップリングコンデンサ容量47μFの場合  0.113Hz
カップリングコンデンサ容量2.2μFの場合 2.411Hz
何だ余裕じゃん(ぉ
最近のメーカー製のステレオプリメインアンプなんかだと、入力インピーダンスは30〜50kohmあたりで設計されている機種が多そうなので、1μFあたりまでは容量減らしても問題ない、と言うのは確かなようです。一つ注意したいのは、PCからの出力という時点であまりやることはないんじゃないかとは思いますが、古いアンプやプロ向けの機材など、入力インピーダンスが600ohmで設計されている物があるようで、その場合は容量減らしすぎると低音ガガガ。。。

まぁ純正状態では、可能性は低くともそのような機材がある以上、600ohm機材を接続した際の20Hz~の音声帯域における信号レベルの平坦性を考慮した47uFという容量が必要になり、実装上・コスト上の都合から電解コンにせざるを得なかった、といった所でしょうか。
一般的な評価としては、電解コンよりもフィルム系のコンデンサのほうが音質面では有利とされているので、接続機器との兼ね合いを見て、容量を減らすことによる弊害(低周波成分の減衰)とのバランスでフィルム化が出来る場所はやってみる価値はあるかもよ?な感じです。
 追記オワリ


続きまして、1コ前の記事で検証したヘッドホンアンプのカップリングコンデンサ

XBA-C10を買ってしまった以上はHPAにもつないで鳴らしたい。容量を落としてSILMICに載せ替えた経緯から、330μFに抑えるかはちょっと迷いましたが、結局UTSJの470μFに載せ替えました。

 インピーダンス24ohmの場合
カップリングコンデンサ容量1000uF 6.6Hz
カップリングコンデンサ容量470uF 14.1Hz <-今ココ
カップリングコンデンサ容量330uF 20.1Hz
カップリングコンデンサ容量220uF 30.1Hz
カップリングコンデンサ容量150uF 44.2Hz
カップリングコンデンサ容量100uF 66.3Hz

 インピーダンス60ohmの場合
カップリングコンデンサ容量1000uF 2.6Hz
カップリングコンデンサ容量470uF  5.6Hz <-今ココ
カップリングコンデンサ容量330uF  8.0Hz
カップリングコンデンサ容量220uF 12.1Hz
カップリングコンデンサ容量150uF 17.7Hz
カップリングコンデンサ容量100uF 26.5Hz

今回は耐圧を16Vに落とした事もあり、以前のSILMIC IIよりも更にケースサイズは小型化、電源平滑用のOS-CON SEPCとほぼ同じサイズに収まっています。どっちもシルバー系のスリーブで、以前の茶色スリーブなSILMICより多少派手になりましたが、統一感はありこの見た目も悪くありません(先にそっちかw

さて肝心の音ですが、2箇所を同時に載せ替えたためどこまでがどちらによる変化かちょっと曖昧な部分もあるのですが、、、一つ確実に言えることは、100μFのSILMIC、やはり容量的にはちょっとやりすぎていたかもしれません。
ATH-A55で聞いている限り、中音〜中高音の領域、特にヴォーカルや弦楽器の鳴り方等には独特の艶があり、とにかく聞いていて気持ちのいい音ではあったのですが、470μFのUTSJと比較すると、低音の厚みにそこまで大きな差はないものの、その下の重低音領域はバッサリカットされていたと気付かされました。Bobby Womackなんかを聞くと音の迫力がまるで違います。カタログでの再生周波数帯域5Hz〜はやや微妙なところですが、なだらかに落ち込むカマボコ特性ながらかなり下までしっかり出ています。
また低音の量感が薄かったXBA-C10でも下からしっかり出力され、BAドライバの繊細な表現力もいっそう際立つ感じです。まぁこっちに関しては、HPFのカットオフが20Hzを下回ってもやっぱり重低音成分は出ない、と改めて認識する形にもなりましたが、まぁそもそもそこに期待するドライバーではないのでこれは問題なし。
容量増加で狙った低域特性の改善、接続するヘッドホンのインピーダンスによる得手不得手をなくすオールラウンダー化といったところはほぼ狙い通りで成功と言えそうですが、ハイインピーダンスヘッドホンを接続した際にもモコモコ感やボン付きが出ず、スピード感の有る適度に締まった低音が出るのはさすがUTSJといったところか、はたまたサウンドボード側の容量削減&フィルム化が効いたのか、といったところです。
低音以外の領域では、SILMIC独特の艶はやはりというか残念ながら失われ、だいぶスッキリとした透明感の高い表現に変化しました。その代わりにと言ってはなんですが、高音領域での解像度や音場の広がり感・奥行き感・定位は更に一段向上した感じです。
サウンドボードオペアンプ換装の効果を更に引き出し、良い部分を伸ばすことに成功している感じでしょうか。全体としてはややカマボコ強め特性だったのものがよりフラット方向に振られた感じですが、それによりこれまでSILMICの艶もあり際立っていたヴォーカルが他の音に埋もれることもなく、まぁバランスの良いところに綺麗に収まったんじゃないでしょうか。
また副次的な効果として、SILMICの頃は癖の上塗りになってイマイチ好きになれなかった(HPAの)オペアンプが結構いい音で鳴ってくれます。具体的にはアナデバのOP275GPZ。LT1364と比べると解像感に一歩劣りますし、LME49860と比べるとドンシャリ気味のあまりフラットというわけでもない特性ですが、SILMICとはまた違った厚みのある音が出て結構面白いです。これはフォノイコ改造で使ってしまい現在手元に在庫のないOPA2604も聞き直して再評価をしてみる必要があるかもしれません。。。まぁしばらく聞いて結局常用オペアンプはLT1364に戻ったんですけどねー(笑

続々・HPF&大勢に影響のないHPAいぢり

旧記事に追記していた自分用追記を更に加筆独立

その後、色々あってSONYのXBA-C10(バランスドアーマチュアドライバ搭載カナル型)とMDR-Q68LW(オープンエア型耳掛けタイプ)、両方共インピーダンス24ohmを買い足したこともあり、ATH-A55(インピーダンス60ohm)とどの程度差が出るか、ヘッドホンアンプのハイパスフィルタのカットオフ周波数を再計算してみました。

 インピーダンス24ohmの場合
カップリングコンデンサ容量1000uF 6.6Hz
カップリングコンデンサ容量470uF 14.1Hz
カップリングコンデンサ容量330uF 20.1Hz
カップリングコンデンサ容量220uF 30.1Hz
カップリングコンデンサ容量150uF 44.2Hz
カップリングコンデンサ容量100uF 66.3Hz <-今ココ

うん、低周波はもうバッサリカットしてますねw
バランスドアーマチュアドライバにせよオープンエア型の耳かけにせよ、構造上低音を出力することが難しい方式ですが、BBのUSB-DACに接続した場合と比較しても低音がやや量的に薄いのはこの容量も影響してでしょうか。。。
470uFまでカップリングの容量上げれば14.1Hzまでカットオフ下がるけどUTSJにして容量上げようかな。。。

 参考・インピーダンス60ohmの場合
カップリングコンデンサ容量1000uF 2.6Hz
カップリングコンデンサ容量470uF  5.6Hz
カップリングコンデンサ容量330uF  8.0Hz
カップリングコンデンサ容量220uF 12.1Hz
カップリングコンデンサ容量150uF 17.7Hz
カップリングコンデンサ容量100uF 26.5Hz <-今ココ


そして今回、音質には一切関係ない(と思われる)、電源インジケータLEDを「かすたまいず」してみました。

LHPAのオリジナルケースキットに標準で付いているLEDは、まぁ最近流行りの(?)よくあるブルーのモノなのですが、コレが妙に明るい。そもそもこの手のインジケータで発光色がブルーと言う時点で個人的好みとしてはあまり合わない上に、コレが無駄に明るい。
まぁそのままでもいいかと最近まで放置していたのですが、やっぱり明るいし青いしキニナル。で、よくよくデータシートを見てみたら、この青色LED、標準電流が5mAとか記載されていますよ??
このケースキットのインジケータLEDの回路は、ごくシンプルに電源にLED(発光ダイオード)とCRD(定電流ダイオード)が直列に接続されているだけ。そしてケースキット付属のCRDは10mA。。。
定格を外れるほどではなさそうですがややオーバードライブ気味です。そりゃまぁ明るいわなぁ。

そこで最近ではお馴染み、小机のサトー電気さんで趣味全開なLEDを買ってきて交換しました。
買ったのはシャープ製のよくある砲弾型LEDで、3mm径のアンバー色のモノ。コレに合うLEDホルダも購入しケース側追加工なしでポン付けです。
この新しいLEDはデータシート上で標準電流が20mAなのですが、今回CRDは10mAのままで組んでいます。
結果、明るすぎず適度に淡く光るアンバーなインジケータの出来上がり。自己満足度上昇ですw

SE-200PCI LTD改造

自作機にはONKYOサウンドボード、SE-200PCI LTDを載せており、純正の音にもまぁそれなりに満足していた事と、マルチレイヤー基板のハンダ外しは難易度が高く面倒だと聞いていたため、コレまでは特に改造等はせずそのまま使っていました。
実際LTDでは回路のアナログ段のケミコンにUTSJを使っていたり標準状態でも自分の好みに合うパーツが比較的多いみたいでしたし。

で、今回。
直近で5532ー>それ以外にオペアンプを換装し好感触を得た事例が続いたため、手を出さないつもりでいたSE-200PCI LTDのオペアンプTexas Instruments製NE5532APをついに載せ替えてしまいました。
元々SE-200PCIの2chアナログ出力系統には片ch3個、計6個のオペアンプが使用されており、そのうちDAC側の各2個はVLSC回路、出力側の各1個がバッファとして使われているようです。(詳細はちゃんと回路を解析されている先人がいらっしゃるのでググってくださいw)
で、この内VLSC回路に使われている分、詳しい解説は他に譲るとして、どうやらオペアンプの電気的な反応速度の限界を利用して、音声信号に混入した高周波のノイズ成分を除去するローパスフィルタの一種として機能させているようです。
・・・つまり、あんまり高性能な反応の早いオペアンプを載せてしまうとせっかくのVLSC回路がメーカーの意図したとおりに作動しなくなる可能性がある??ということのようですが、、、

はい、載せちゃいました。Linear Technology製LT1364CN8。しかも6個全部w
LT1364はスルーレート1000V/μs、セトリングタイム50nsを誇る、本来は音声信号用ではなく映像信号用として設計されているらしい、超高速型の高性能オペアンプです。
VLSC回路?ナニソレ??って勢いで高周波成分まで通過させちゃってる気配がプンプンです。でもいーんです。LT1364の音が気に入っているので・・・
参考までに、NE5532APはスルーレート9V/μs。セトリングタイムはデータシートにも記載なしですが、まぁ基本設計も古いですしそれなりでしょう。これでも5532の中では早い方です。

さて肝心の音ですが。。。ヤバイです、激変です。。。コレまでのNE5532APは何だったんだとメーカーにツッコミを入れたくなるぐらいの変わり様です。
具体的には、まず明確に高音の伸びが良くなります。解像度、明瞭感が大きく改善し、音の定位感・分離感も向上。低音のキレ・スピード感も良くなっているようですし、厚みも増していい感じに。これだけの改善が見られるだけでなく、全体のバランスや音のまとまり感も悪化せず。これまで改造していなかったのをちょっと後悔してしまうレベル。ネットをググルとVLSC回路バイパス改造なんかの事例も出てきますが、なるほどこういうことかと。納得の高音質です。
DACの内蔵LPFは195kHzらしいし、これでしれっとハイレゾ対応なんかもできちゃっていたり???(DAC単体では192kHz/24bitのハイレゾ対応品が搭載されてます)

今回の改造ではVLSC回路もバイパスして殺したわけではなく、一応生きてはいるので、音声信号に関係のないMHz帯のノイズ成分の除去とかにはきっとまだ効果が生きていると信じて。。。なんせ自作機のケース内、しかも強制空冷ファンいっぱい仕様のOC機ですしまわりはどうせノイズだらけだろうし。。。
ちなみに自分は世の中で好評な便利ツールは使用せず、オーソドックスにハンダ吸い取り線と気合で地味に改造作業をしましたが、結構なんとかなるものです。それなりに時間かかりましたし人には勧められませんが。。。(==;

//LT1364、ちょっと前までマルツで税込み658円だったのに、税込み939円に値上がりしてたーよ(TT
//PS まるつさんへ 通販とPOSレジの価格改定するなら、ちゃんと店頭表示も変えてください。。。棚の表示見て旧価格で買えるかと一瞬期待したらレジで打たれた価格は更新済み。。。値下げ方向の改定なら少々の事は気にしませんが、それが値上げ方向だと、、、しょぼーん。。。
//PPS あと通販の商品ページ、値上げ方向で価格改定して、"値下げしました"タグつけるのはどうかと思うよ??
//LT1364、いつの間にか秋月で550円で売り始めてました。お気になので嬉しい。

なぞのフ○スクがあらわれた!


1 たべる
2 たたかう
3 いうことをきく

さぁどれ!w!




すみません中身はジブンがすでに美味しくいただきました。
食べたい方はご自分でお買い求めの上お召し上がりください・w・


ぇーっと、好きにしてください。
止めはしません。。。


意外とクリアで良い音がします。
単純にS/Nの比較ではもしかしたら自作機のONKYOサウンドボードSE-200PCIより良いかもしれません。まぁあちらはノイズだらけのケースに内蔵ですからそもそも環境的には微妙なんですが。。。*1
コイツの正体はEKジャパンがELEKITブランドで販売をしているフリ○クケースサイズのUSB-DAC基板(組み立てキットではなく完成品基板1枚での販売です)で、バーブラウンのDAC"PCM2704C"を搭載しています。
PCに接続する際に、スマホ充電対応なUSBハブを間に噛ませ、ハブのACアダプタから給電する仕様にしています。
SE-200PCI+LHPA-DIA_BUFFERと比較すると、S/Nは悪くないのですが、細かい表現では一歩譲る印象。やや過剰に響き、繊細さがスポイルされてしまうイメージでしょうか。
アナログ段にはアンプやボリュームを調整するものは何も入っていないので音源側でソフトウェア的にボリュームコントロールを行う必要がありますが、ハイレゾ音源のない環境には十分な音質です。
ウィンドウズPCならUSBで接続するだけでオーディオデバイスとして標準ドライバで自動認識、Androidスマホでも機種によっては接続のみで自動認識するようです。
残念ながら自分の304SHではOSレベルで自動認識はせず、外部DAC対応の再生アプリを導入しましたが。。。コレでいつでもどこでも高音質。
DACのみでアンプ回路はなしの仕様ですが、イヤホン/ヘッドホンを直接接続しても意外と高いドライブ力があるようで、音量が十分に取れないなんてことはほぼなさそうです。余程のハイインピーダンス仕様や低能率仕様な物を接続すれば話は別かもしれませんが・・・

ここからはDACからやや外れるのでおまけ編ですが、、、
自分の場合は以前から少し気になっていたSONY製のバランスドアーマチュアドライバーユニットを搭載した廉価機、"XBA-C10"を接続。SONY自らが"澄んだ伸びのあるボーカルを実現します"と豪語するだけあり、バランスドアーマチュアドライバシングル仕様独特のマカボコ特性ながら、と言うかその特性ゆえの必然か、とにかくボーカルが主張します。他の音はちょっと後ろに控えてオトナシクしているような印象ながら、ボーカルだけはとにかく響け!私の音!!みたいなw
同じくカマボコ特性なATH-A55と比較しても、高音側はさすがバランスドアーマチュア、一段繊細な緻密な音を出しますが、低音側は、、、潔くバッサリ切り捨ててます。全体のバランスは綺麗にまとまっているので、おそらく(特に低音側の周波数特性はもうどうにもならないので、この周波数特性でもなんとかできる)"ボーカルを聞かせる"ことだけに主眼をおいて、狙ってチューニングしているのではないかと。。。
国内のイヤホンメーカーの中では唯一バランスドアーマチュアドライバーユニットまで自社生産するSONYの意地でしょうか、コレが3000円台で日本全国どこの電気屋でも買えちゃうのは。(自分は地元のケーズデンキで緑とだいぶ迷って黒を買いましたが4色とも在庫バッチリでした〜)

*1:イヤホン/ヘッドホンを直結して小音量で聞く場合に限る。この条件を外すとどうも歪み感がある気がする・・・